2017年02月01日

葬儀に参列する際のアクセサリーなどに迷ったら

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参列者として葬儀に向かう場合、ネックレスやイヤリングなどのアクセサリーをどうするか、気になる場合も少なくありません。基本的には装飾品の類は着用しない方が賢明ですが、ネックレスなどを着用したまま葬儀に参列される方も見られます。その場合でもロングタイプの派手な物や、大きな物は避けることが原則です。ネックレスとイヤリングを両方着用する場合は、色は揃えた方が無難ですが、イヤリングもきらびやかなデザインは控え、1粒タイプの控えめな物を着用しましょう。また、真珠なら白でも構わないケースが多いですが、できれば黒真珠などを選んだ方が良案です。喪の宝石とされているのは、黒の琥珀と言われるジェットですから、それに準じた見た目の物が適しています。

ネックレスで気を付けたいことは、必ず1連タイプを着用することです。2連以上のタイプは不幸が重なることを意味しますから、葬儀の場では特に控えなければなりません。ただし地域によりましては、アクセサリー類は全て着用しない所もありますので気を付けましょう。正式的にもアクセサリーは着用しないことがマナーですから、その点には配慮しておきます。一方、腕時計やベルトのバックル類も、金色の物を着用しないことが大切です。このほか、バッグではレザー製品も避けた方が良いとされており、光沢のあるラメ生地も控えておきます。このため携行するバッグは、黒色を基調に、布やナイロン製が適しています。さらに服装も重要であり、喪に服す場面では肌の露出は控えるべき基本事項ですから、女性の場合は黒や類似色のストッキングを着用しておいてください。

同様の理由でスカート丈も短過ぎる物は控えましょう。手袋をする場合は派手にならないタイプを選びますが、お焼香の際には外しますので、ネイルアートなどは落としておくことが、ご遺族に対するマナーです。スカーフも派手なデザインなら着用しないでおきます。そしてハンカチに関してですが、これは白色や地味な色を持つことがマナーとなっているため、白いハンカチでも問題ありません。しかしながら、これにも地域差がありますから、白いハンカチを控えた方が良い所では、黒系統のハンカチを用意しましょう。