2018年06月27日

キリスト教のお葬式では焼香は行われるのか

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日本では仏教のお葬式が行われることが多く、その儀式のひとつとして、お焼香が行われることが一般的です。それゆえ、お通夜やお葬式に参列する際はそのマナーもしっかりと確認しておきたいですが、宗教や宗派によりお葬式のスタイルは変わってきます。

キリスト教の葬儀は教会で行われることが多く、一般的にはお焼香は行われません。キリスト教では教会でお葬式が行われることが多く、代わりに献花が行われます。とはいえ、日本のカトリック教会では焼香は認められていますので、献花の代わりに行われることもあります。

基本的には仏式と同じように行われており、通夜のみで、葬儀の際は献花が行われます。それゆえ、献花の作法も知っておきたいですが、花は白い菊やカーネーションが選ばれます。手順としては、まずはお花を受け取りますが、この場合も片手ではなく両手で受け取ります。

そして遺族に一礼し献花台へと進みます。茎を祭壇に向け献花台に捧げることとなりますが、この際も右手で花を持ち、茎は左手に持ちましょう。その後は一礼し黙とうをささげ、前を向いたまま数歩下がり、もう一度遺族に一礼して席に戻ります。キリスト教ではお悔やみを言わないこともマナーですので、こちらも注意しましょう。